LinQ 髙木悠未の卒業企画、“元祖LinQ Qty”復活でチケット完売の大盛況 懐かしい5人の顔合わせで「思い出がいっぱいやね」
九州発のアイドルグループ・LinQによるライブ『この5人が秋葉原で何ができるか公演リターンズ〜元祖Qty 〜』が先月30日、東京・AKIBAカルチャーズ劇場で行われた。この公演は、今月9日の卒業ツアー最終公演をもってグループから卒業したメンバー・髙木悠未さんの卒業企画として、同劇場にて3日連続で行われたライブの2日目に行われた。チケットは完売、満員の大盛況の中で、髙木さんは懐かしいOGメンバーたちとLinQ楽曲をパフォーマンスした。
髙木さんは2011年のLinQ結成メンバーとして加入。以来14年間、中心メンバーとしてグループを牽引してきた。LinQは九州を拠点としながらも、結成当初から東京をはじめ全国各地への遠征を積極的に展開、『この5人が秋葉原で何ができるか公演』は2013年から同劇場で隔週木曜日に行われていた公演で、今回髙木さんの卒業にあたり、限定復活することとなった。当時はLinQ内で、年上チームの“LinQ Lady”、年下チームの“LinQ Qty”のグループ内ユニットがあり、29日の“LinQ Lady”公演に続き行われたのが、30日の“LinQ Qty”の復活公演だった。公演には髙木さんを中心に、髙木さんが選んだ元LinQ Qtyのメンバー・天野なつさん、新木さくらさん、桐下愛未さん、志良ふう子さんの5人が登場した。
オープニングアクトには、6人の現役LinQメンバーが登場。『お知らせします、君を好きになりました』をパフォーマンス。普段以上に、先輩たちへの感謝と気合いが伝わってくるステージを見せた。
そして、LinQ Qtyがよく着ていた初期の制服衣装で登場した髙木さん。「私の仲間を紹介します」と4人のメンバーを呼び込んだ。ライブは、弾けるように歌う『ナツコイ』、そして可愛さたっぷりの『Chocolate Kiss』といった青春感あふれるナンバーから始まった。
最初のMCで「お久しぶりです!」と客席に手を振る5人。この日の公演はチケットが完売しており、それを改めて報告すると、ぎっしり満員となった場内から大きな拍手で祝福された。
2013年に始動した“5人公演”について「私、あの時代が大好きで、青春だったなと思って。もう一度あの時代を呼び戻したいなということで、このメンバーをセレクトしております」と語る髙木さん。5人はステージでの再共演にあたり、「何も変わらないね」など嬉しそうに語り合っていた。そして、それぞれLinQ現役時代の懐かしいフレーズで自己紹介しら。
髙木さんプロデュースによる本公演でどんな曲をやるのか迷ったとのことだが、「今日のライブではLinQの思い出の強い曲だったり、大好きな曲を絶対に入れようね、ということで全部入れております!」と自身でも満足のセットリストが用意された。続いて『Wake up』『CHIKU-TAKU』『telephone』といった、学生らしい爽やかさと可愛さのつまった楽曲を3曲連続で披露。5人は当時の可愛い振付を改めてしっかり身につけて、跳ねるような歌声で聴かせた。中には芸能活動から引退しているメンバーもいるが、5人で息の合った、そしてしっかりとした表現力で、楽曲の世界観を伝えた。
歌い終わり「思い出がいっぱいやね」としみじみとした表情の髙木さん。客席を見渡し、懐かしい顔から最近ファンになった人までつめかけた顔ぶれを見ながら「この光景だけで泣きそう」と感激の表情だった。
MCでは事前に受け付けた質問に答えるコーナーも。「印象深い東京遠征は?」との質問に、桐下さんからは、デビュー当時のリリースイベントで「バスで福岡から上京してイベントをして、お風呂も入らずそのまま帰る。CDの売上によっては帰りが飛行機になることも……」と当時のハードな活動を明かした。「気合いを入れるときのリリースイベントは必ず裸足で出ていた」と髙木さん。
「OGで集まったときに話すこと」については、5人がLinQ活動時の愉快なハプニングのエピソードが飛び出した。そして「今日の公演のオファーを受けたときの思い」について、芸能活動から引退している志良さんは「私でいいんですか?」と驚きつつも「5人のうちの一人に選ばれて、嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びを表した。
やはり「私でいいの?」と思ったという桐下さんは髙木さんに対して「LinQの一期生として、ずっと何年も何年も何年もLinQを守ってきた。そんな悠未から、たった5人しか出られないこのメンバーに入れてもらえるなんて、なんて嬉しいことなんだと……。めちゃめちゃ嬉しくて、絶対に絶対に成功させようという気持ちでいっぱいで……」と感激の様子。そんな桐下さんとの思い出を感慨深そうに語る髙木さんだった。
現役時代、LinQでセンターを務めるなど中心メンバーとして活躍した新木さんも「私なんかでいいんですか?」と語るものの、すかさず「いや、自分でも思ってたでしょ。『私ですよね』って(笑)」とツッコむ髙木さん。新木さんは「めちゃくちゃ嬉しかったです。今日で一緒にステージに立つのが終わりなのが寂しいです」と思いを明かした。
LinQ2代目リーダーを務め、前日のLady公演に続いて出演となった天野さんは「“懐かしいね”という感じでQtyやってますけど、実は私Qtyの活動は1年ちょっとしかやってなくて(笑)。『CHIKU-TAKU』とか『telephone』とか私にとってはわりと新曲(笑)。振りを全部覚え直しました」と苦労したエピソードを披露。だが「悠未と一緒に立てるステージがまた一個増えた。昨日今日と一緒にやって、しかも懐かしいファンの人とも会える機会が増えたというのが、めっちゃ嬉しいなと思いました、本当にありがとう!」と感謝の気持ちを表した。髙木さんは「今日のチケットが即完売したことが、このメンバーでよかったことを物語っている」と満足そうな表情で語った。
後半は特にリクエストが多かったという『さくら果実』から、そして『なう。』へ。後半も爽やかな青春ソングを元気いっぱいに披露。そして現在のライブでも披露される機会も多い『HANABI!!』へ。曲中の髙木さんの民謡調のソロパートでは、この曲を歌う機会も残りわずかという思いがあったのか、いつも以上に力強いボーカルで聴かせた。
最後にそれぞれが今日のライブについての思いを語った。志良さんは「まさか私がこの5人の中に選ばれるとは思ってなかったんですけど、セットリストが出来上がったり、久々に5人で集まって立ち位置の打ち合わせをやったときなど、青春時代にタイムスリップしたかのような感覚で、本当にこの時間を与えてくださった悠未さんに心から感謝の気持ちでいっぱいです。悠未さんはじめメンバーやファンのみなさんがいるおかげでLinQの縁がどんどん広がっているなと感じていて、今回このような形で出ることができて本当に嬉しかったです。悠未さん、14年間もの長い間LinQを引っ張ってくれて、本当にありがとうございました!」と感謝を伝えた。
桐下さんは「LinQの曲をまた歌って踊れる日が来るなんて思ってもいなくて、今日このステージに立てたことがすごくすごく光栄です。私はLinQを卒業して、別のグループでアイドル活動をしていたんですけど、自分の原点はこのグループだなと。17歳のときにのときにオーディションを受けて一期生として選ばれて、そして同期ににゆーみんもいて、本当にあのときオーディションを決意した自分と、ゆーみんと一緒の期になれたということがすごくすごく嬉しいし。幸運なことだと思います」と改めて喜びを表した。
天野さんは「今回たくさん悠未とステージに立たせてもらって、自分の人生の中で本当に大事な大事なLinQが、みなさんにとってもそうだったんだなと思えたのが本当に嬉しかったし、アイドルグループって長く続けるのって難しいじゃないですか。こうやって長くLinQが続いてくれているからこそ、私は今ソロ活動をやっているんですけど、自分にとってのふるさと、原点というか、帰る場所、『みんな久しぶり!』と言える場所がまだまだ続いてくれてきたというのが本当にうれしくて、それは本当に悠未のおかげだなと思います。14年間いっぱい歯を食いしばってきたと思うけど。また一緒にステージに立たせてくれてありがとう」と涙声になりながら、感謝を伝えた。
新木さんは「悠未さんのLinQ人生最後の東京遠征に一緒に来られたことがめちゃめちゃ嬉しくて。私は先に卒業してしまったけん、またこうやってステージに立てて、たくさんの人の前でライブができたことが本当に嬉しかったです。呼んでくれてありがとうございました」と思いを語った。
そして最後に髙木さんは「私の大好きな時間がいっぱい詰まった14年だったなと改めて思いました。自分の卒業を10ヶ月前に決めて、14年やってきた中でも、たくさんの卒業メンバーを見てきて、“なんでよ、まだ一緒にやろうよ”と思ったけど……」と話しながら次第に涙声に……。「みんなが決意した気持ちが、今やっとわかったなと思って。“ただ卒業したいな”というわけでなくて、次のステップに進むための、いろんな心境があったんだなって、本当に思ったんですね。でも私はみんなの背中をいっぱい押させてもらったし、みんなが卒業後もLinQの活動を見守ってくれていて、たまに連絡してくれたり、みんなが頑張っている姿を見て、自分もまだまだみんなが大好きなLinQを守っていかなければとずっと思っていました。残り10日くらいになって、今卒業をすごく実感してきて、寂しいという気持ちもあるけど、自分で決めたし、この14年でたくさんの人に出会いました。今日このド平日なのに(笑)、遠征してきてくれたり、懐かしい顔だったり、最近好きになってくれた方も、いろんな出会いがあった14年だったなと。私は本当に、この14年やってきてよかったなと心から思いました。またいつか会える日を楽しみにしています。今日は本当にありがとうございました」と、たっぷりの感謝を伝えた。
最後に長いお辞儀、そして5人でハグ、そんな中、4人から髙木さんに卒業祝いのプレゼントが登場。号泣する髙木さんだった。
アンコールにあたる“替え玉”コールの声に押され、再びステージに登場した5人。アップテンポの『しあわせのエナジー』、そして未来へ向けて前向きな『ゴーイングマイウェイ』、大ラスは髙木さんの「最後はみんなで行くよ、思いよ届け!」の掛け声とともに『for you』。熱狂につつまれた中、ステージの幕を下ろした。
メンバー、OG、ファン共にLinQのことが本当に大好きで大切な存在であること、そしてそれを守り続けてきた髙木さんへの感謝の気持ちがあふれた公演となった。また髙木さん自身、“令和LinQ”ではメンバーたちの良きお姉さん的な存在であったが、この日の公演では、初期の一メンバーに戻って、同期や同世代の元メンバーたちと心から楽しんでパフォーマンスしている姿が印象的だった。
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