佐藤楓の卒業セレモニーも 乃木坂46 38thシングル・アンダーライブ開催
乃木坂46の「38thSGアンダーライブ」が5日、開催された。公演内では3期生・佐藤楓の卒業セレモニーも行われた。
「38thSGアンダーライブ」の会場は横浜市の「ぴあアリーナMM」。新しい都市型フェス『CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025』とのコラボレーションも実施されており、横浜・みなとみらいにあるランドマークプラザにて「NOGIZAKA46 UNDER LIVE 2023-2025 コラージュアート」が展示されたりとアンダーライブの魅力を発信している。今回のライブの参加メンバーは岩本蓮加、岡本姫奈、黒見明香、佐藤楓、佐藤璃果、柴田柚菜、松尾美佑、矢久保美緒、吉田綾乃クリスティーの9名。伊藤理々杏はスケジュールの都合により、ライブは休演となった。そして3期生・佐藤楓の卒業セレモニーも開催となる。
今回、アンダー楽曲『交感神経優位』のセンターに立つことになったのは、4期生の柴田。アンダー楽曲のセンターということは、アンダーライブで座長を務めるということ。柴田にとって初めての経験であり、一日しかない貴重なライブをどのような覚悟で挑むのか……そこが最大の注目ポイントだった。また、アンダーライブ史上最少人数でどう乗り切るのか、についても関心が集まっていた。
1曲目は『アンダー』からスタート。センターに立っているのは、もちろん柴田だ。柴田は豊かな感情表現を武器に、アンダーメンバーであることを歌った曲を表現すると同時に、座長として臨む今回のライブへの意気込みを示した。2曲目以降は、曲ごとにセンターを替えながら、アンダーライブでお馴染みの楽曲を届けていく。岩本、吉田、佐藤璃、岡本、黒見、矢久保、松尾、佐藤楓……。9曲連続で披露すると、鳴りやまないビートの上で座長の柴田が叫ぶ。
「今日は約5年ぶりのノンストップライブです!」
毎回アンダーライブでは、何らかのハードルに挑戦しているのだが、今回の挑戦はノンストップで歌い踊ることだった。この宣言にファンは歓声で応えると、9人はトロッコに乗り込んでアリーナ席の通路へ。『自惚れビーチ』『13日の金曜日』を近くで見られたファンは声援に一段と力が入る。
ステージに戻り、一人ずつダンスインターで魅せると、柴田がソロで『My rule』を披露。以降は、もう一度センターを替えながら全員で曲を畳みかける。休む暇がないメンバーたち。その姿はまるで、全員で手を取りながら、横一線になってゴールへと向かっていくようだった。
本編ラストでいよいよ最新アンダー楽曲『交感神経優位』を披露。1時間20分をノンストップで駆け抜けた。歌い終わると、柴田のほっとした笑顔が印象的だった。
アンコールでは、トロッコに乗ったメンバーがアリーナ後方から登場。『裸足でSummer』『ハウス!』と人気曲を続ける。ステージに戻り、『好きになってみた』を歌うと、柴田は「初めてセンターという場所に立たせていただいたんですけど、自分にもっとできたことがあったかなとか、違う視点から新たな気づきがたくさんありました。メンバーとかスタッフさんとか(ファンの)皆さんとか優しいなと思って、改めて大好きになった期間でした。ありがとう」と挨拶。初めての重責を見事に乗り越えてみせた。
アンダーライブが終了すると、ファンからすかさず「でんちゃんコール」が沸き起こる。場内が赤いペンライトで染まる中、佐藤楓セレモニーが始まった。赤いドレスに身を包んで登場した佐藤は、「8年半を振り返ってみると、高校を卒業して、ぼんやり大学に通っていて、将来の夢とか目標もなかったんですけど、乃木坂46が夢中になれるものを私に与えてくれました。(中略)私の存在が日々の活力だったり、糧だったり、日常の一部になっていたら嬉しいですし、ここにいる意味があります」とファンに感謝を述べると、メンバーに向けて、「乃木坂46に入っていなければ出会えていなかった人たちがたくさんいます。みんなに出会えたから私の人生はキラキラしたものになりました」と感謝の気持ちを表した。
佐藤楓が敬愛する西野七瀬の卒業ソング『つづく』をソロで歌うと、同期の岩本、吉田と3人で『口約束』を歌った。『今、話したい誰かがいる』と『帰り道は遠回りしたくなる』を9人でパフォーマンスすると、東京での舞台を終えて駆けつけた伊藤理々杏が招き入れられた。
4期生・松尾から「卒業後はお友達になってくれたら」と手紙が読まれると、佐藤は「私も同じこと、手紙に書いてるの! 卒業したらお友達になろうねって」と驚いた一幕も。
最後の曲は『好きというのはロックだぜ』。トロッコに乗り、タオルを笑顔で振り回しながら場内を一周した。最後の大舞台となった佐藤は、「今日のこの景色は一生忘れません! 今、とっても胸がいっぱいです。乃木坂46での約8年半は人生で一番の青春でした。これからも大好きな乃木坂46をよろしくお願いします。大切な思い出たちはこぼさずに持って帰ります」と満員のファンに別れを告げた。
乃木坂46には新たな戦力として6期生が加わった。6期生による“初披露の会「はじめまして、6期生です」”も同じぴあアリーナMMにて翌日開催されることも決定しており、それが終わるとすぐに5月17日・18日には東京都・味の素スタジアムで「13th YEAR BIRTHDAY LIVE」も控えている。
文/生方尚 撮影/鈴木健太(KENTA Inc.)
前の記事へ 次の記事へ関連動画を観る
-
生のアイドルが好き #133
毎回注目のアイドルをゲストに招いてお届けしているニコ生番組を特別編集! MCは乃木坂46の田村真由と矢久保美緒!
-
生のアイドルが好き #132
今回はゲストに、真っ白なキャンバスを迎えてお送りしていきます!
-
生のアイドルが好き #131
毎回注目のアイドルをゲストに招いてお届けしているニコ生番組を特別編集! MCは乃木坂46の吉田綾乃クリスティーと矢久保美緒!
-
生のアイドルが好き #130
毎回注目のアイドルをゲストに招いてお届けしているニコ生番組を特別編集! MCは乃木坂46の田村真佑と矢久保美緒!
sherbetのライブも 史上初、グラビアアイドルとセクシー女優の共演イベント「TRENDGIRLS FESTIVAL 2025」開催
2025年06月15日SKE48 「可能性こそが未来」公演 初日開催 新体制での新公演4公演がスタート
2025年06月15日LinQ 髙木悠未卒業ツアー初日が大阪でスタート 感極まる後輩メンバーも
2025年06月15日映画『きさらぎ駅 Re:』公開記念舞台挨拶 本田望結、恒松祐里らがファンに熱いメッセージ
2025年06月15日唯月ふうか、新アーニャ役4名とともに意気込み語る ミュージカル『SPY×FAMILY』再演へ
2025年06月14日渡邉美穂「“引くお芝居”ってこんなに難しいんだなと…」佐藤新らと映画『青春ゲシュタルト崩壊』の舞台裏を語る
2025年06月13日#Mooove! 石原さき、ヤンジャン グラビアに登場「一つ一つの表情の奥に、自分でもまだ知らない“私”がいたよう...
2025年06月13日本田望結&恒松祐里が再び異世界へ! 映画『きさらぎ駅 Re:』の新たな挑戦と魅力
2025年06月13日金子みゆ、初のワンマンライブが8月11日に渋谷で開催 チケット販売スタート
2025年06月13日井桁弘恵「店長は人生初。嬉しいですね」ブレンディMy Bottle Standの1日店長に
2025年06月13日