LinQ、新8人体制初のワンマンは久々の“声出し可”ライブで大盛り上がり 新メンバーも躍動のツアー東京公演

九州発のアイドルグループ・LinQが2日、新宿ReNYにて12周年記念ツアー『LinQ 12th Anniversary Tour 「FANTASTIC WORLD」』の初日・東京公演を行った。今年3月に新メンバー二人が加入後、新8人体制で初のワンマンライブであり、久々のファンによる声出し応援可能のライブということで、特に大きな盛り上がりを見せた。

今年3月、11期新メンバーとして森斗咲羽さん(14歳)、華山あかりさん(13歳)の2名が加入。二人は、お披露目となった福岡・PayPayドームでのイベントや対バンライブへの出演経験はあるものの、ワンマンライブは初ということで、わずか1ヶ月程の間に10曲以上のパフォーマンスを習得し、ライブに臨んだ。二人ともかなり緊張は大きかったようだが、既存曲ではかつて先輩メンバーが歌っていたパートを堂々と歌う姿が、新鮮であり頼もしくも感じさせた。

ライブは序盤から『Go!Go!YELL~キミ・イズ・ビューティフル~ 』『FUKUOKA。~福を可するのだ♪~ 』といった近年の人気曲を披露。勢いいっぱいのステージを繰り広げた。

すっかりおなじみとなった『FUKUOKA。』の衣装から新曲衣装に着替えた後半では、その新曲『FANTASTIC WORLD』を披露。博多名物“博多一本締め”を取り入れたパフォーマンスも特徴で「声出して、手を叩いて一緒に楽しみましょう!」の掛け声とともにスタート。新メンバーのソロ歌唱から、最古参で最年長の髙木悠未さんのソロへのリレーから始まる、LinQの新しい時代を象徴する一曲。元気いっぱいに、ハッピーなステージを見せた。

また今回のツアーではメンバーの“チャレンジコーナー”も。東京公演では冒頭で黒田れいさんがリングを使ったマジックを、中盤では新メンバーの森斗咲羽さんがドラム演奏を披露した。黒田さんは「ちょっと失敗したんですけど、ドキドキしてあっという間過ぎて……」とマジックを振り返ったが、一生懸命披露する姿が微笑ましく、場内は温かな雰囲気につつまれた。また森斗さんは本格的な演奏を見せ、観客を驚かせていた(二人の当日のパフォーマンスは公式Twitterで動画を公開中)。

そのほか、お題(“テンションが上がるとき”など)に対して、メンバーたちが順にリズムに乗せて答えを挙げていくゲームコーナーや、メインステージ以外に客席内に設けられたお立ち台ステージでのパフォーマンスなど、お楽しみ企画も用意され、ファンを喜ばせた。

終盤はライブ定番の盛り上がりナンバーを次々と繰り出し、お祭りムードたっぷりで場内は最高潮に。最初は「緊張して震えていた」という華山さんも、すっかりライブを楽しめているようだった。

また今回のライブ、新メンバーに注目が行きがちだが、「10期メンバー(大空莉子さん、黒田れいさん、有村南海さん)の成長がすごかった!」とベテランの髙木さんは絶賛していた。

最後のMCでは、サブリーダーの海月らなさんが「関東でも応援してくれるみなさんがいるおかげで、12年間も福岡を拠点に全国でライブができています。私たちは福岡も東京もどっちも一番という気持ちでライブに来ています!」「13年目、この8人で頑張っていきたいと思います!」とメッセージを送り、ファンは拍手と歓声で応えた。

また、ファンによる声出し応援が解禁されたこの日のライブ。序盤はやはり戸惑いがちのように見えたが、ライブが進むたびに次第にヒートアップ。髙木さんが終盤「もっと声を思いっきり出していいけんね! やっぱり声出して、コール&レスポンスして、この生の感覚がライブなんですよ。このツアーをきっかけに、ライブをもっと楽しい空間にしたいなと思います。みなさん、もっともっと大きな声を出してくださいね!」と呼びかけると、場内はこの日一番の歓声となった。

そんな大きな盛り上がりの中でツアー初日東京公演は幕を閉じ、メンバーたちは「みんな出し切ったね!」と満足した表情でステージを後にした。

なお、同ツアーは8日(土)に名古屋、9日(日)に大阪、そして16日(日)に福岡でファイナル公演を開催。会場、チケットなどの詳細は公式ホームページにて。

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