わーすたが結成7周年ライブ　長年グループ円満の秘訣は「干渉しすぎない」こと!?

アイドルグループ・わーすたが結成7周年を迎え、記念ライブ「～The World Standard 石の上にネコも乗る7年～〜」を26日、東京・豊洲PITにて開催。公演内では、夏ツアー「わーすたLIVE TOUR 2022〜とっておきの夏、始めますか？〜」が6月12日の大阪を皮切りに、東名阪福の4か所で開催されることと、夏にニューアルバムが発売されることが発表され、ファンを喜ばせた。この日ライブの合間に行われた取材会にはメンバー4人が登場、このライブへの思いや7年間の思い出を語った。

昨年末でオリジナルメンバーの坂元葉月さんが卒業し、今年から4人体制となった、わーすた。今月新体制初となるシングル『ミライバルダンス』を発売したばかりだ。

取材会ではまずこの日のセットリストについて廣川奈々聖さんが「周年ライブなので、みなさんへの感謝の気持ちというのがベースにありつつ、お祝いという感じの曲が前半に詰まっていたりだとか、やっぱり4人になって初めての周年ワンマンライブなので、改めて私たちの自己紹介になるようなセットリストになっていたり、外のイベントではなかなか披露しないようなちょっと重ためのバラードとか、いろんな曲を詰め込んだ、“ザ・わーすた”という感じのライブになっていると思います」と紹介した。

ちなみに卒業メンバーの坂元さんとは今も交流があるとのことで、「今でも5人のグループLINEがあるので、葉月に共有したいことはそのLINEに送って……ということがよくあります」とのこと。「お忍びでライブに来ていたことは?」との問いには「なくはないです（笑）。応援してくれています」と微笑む廣川さんだった。

この7年を振り返って特に印象に残っていることは……。廣川さんは「私たちはデビュー当時から海外でライブをさせてもらう機会が多かったのですが、すぐに思い浮かんだのはシンガポールに行ったときに、逆バンジージャンプをやらされたこと！　企画でもなんでもないのに、普通にプライベートで（笑）。腰抜けましたね。1、2年目のころで、若さゆえに断れなかったです」と苦笑い。三品瑠香さんも「海外でホテルのシャワーが冷たい水しか出なくてつらい思いをしました」と語ると、「海外では結構ハプニングも多かったです」と笑う廣川さんだった。

一方松田美里さんは「2019年に行った初めてのフリーライブ。不安だったというのもありつつ、なぜか自信があって、『絶対数千人くらい来てくれるでしょ』と思っていて（笑）。野外の広いステージでの生バンドでのフリーライブがすごく気持ちよかったです」と語り、小玉梨々華さんは「5周年ライブが、ちょうどコロナが流行りだした時期で、ライブを有観客でできるか無観客になるかギリギリまで決まらなくて、結局無観客になったんですけど、『配信だけど伝わる熱量で届けよう』と逆にスイッチが入り、あの環境だからこそ届けられたライブになったんじゃないかなと思います。そして改めて、今日お客さんを入れてライブができることがうれしいなとしみじみ感じました」と思いを明かした。

長年にわたりメンバーの仲が円満である秘訣を尋ねられると、松田さんが「干渉しすぎない」とつぶやき、一同爆笑に。三品さんも「踏み込みすぎてないよね」と。「余計なつっこみをしない。おなかすいてるのか口数少ないなと思ってても、『口数少ないね』とは言わずにそっと眺めてる。あんまり怒らないし、それぞれ自分で解決する……そういうのが仲良くいる秘訣なのかなって」（松田）、「私たち自我を出すタイプの子が集まってるわけではないので」（廣川）……というトークの流れに、「それでいいのかな」と三品さんがぽつり。最後に廣川さんが「“思いやり”だと思います！」とちょっと強引にまとめた。

6月からは夏のツアーが始まる。それぞれ「全国を熱くするライブにできたらいいなと思います」（三品）、「久しぶりに会えるファンの方もたくさんいると思うし、その間に聴けなかった曲も生で聴けると思うので、とっておきの曲を届けられたらと思います」（松田）、「一つ一つのライブを大切にしていきたいですし、出会いや人とのつながりも大切にできるツアーになったらと思います」（小玉）、「いつも応援してくださってる方も初めての方も気軽に来てもらえるツアーになればいいなと思います。一番の夏の思い出を作りたいなと思っていますので、ぜひお越しください！」(廣川）とアピールした。

この日行われたライブでは、最新曲『ミライバルダンス』を皮切りに1部2部それぞれ全18曲を披露。映像内で流れるクイズ番組の景品のどちらを選ぶかでセットリストと衣装が変わる試みなど、ユニークな内容に満ちたライブとなった。またこの日初披露の衣装は、夏ツアーの衣装の先行公開となっていた。