制服向上委員会が9月23日に生誕25年祭開催 　懐かしのOGも多数参加で「楽曲の楽しさを改めて伝えられれば」

アイドルグループ・制服向上委員会がニューアルバム『おめでとう』を発売。そして9月23日（祝・土）には生誕25年祭公演を開催する。今回同グループ　リーダー・野見山杏里さん（19歳）がグループとしての大きな節目を前に思いを語った。

8月開催『制服の日』定期コンサートの模様

1992年に結成され25周年を迎えた制服向上委員会。女子アイドルグループとしては最長寿で、そのレパートリーは1400曲を超える。“清く正しく美しく”をテーマに、制服衣装姿の清楚なステージパフォーマンスで人気に。野見山さんはその11代目リーダーとして昨年9月に就任している。

今回リーダーになって初めてのアルバムが発売。前作のアルバムは自身が高校生の時に制作されたが、学業が多忙な時期のためあまり参加できなかったという。そして今作で初めて本格的にレコーディングに参加、多くの曲でメインボーカルを務めている。野見山さんは「これまでのレコーディングだと先に先輩方が歌った音があって、それを聴いて練習してからレコーディングに臨めたんですけど、今回はそれがなく、たとえば急に内容が変わったりした時も見本がないので、そういう状況に慣れずに四苦八苦していました」と振り返る。

だが「緊張もしましたけど、今までの作品に勝るとも劣らない充実したものになりました」と満足そうな表情の野見山さん。特にオススメの曲として挙げたのは、「『ふざけるな！ヨッパライ運転』。制服向上委員会では、ロック、フォーク、ブルースなどいろいろなタイプの曲がレパートリーにありますが、私は初めてロック調の曲にチャレンジしたので新鮮でした」と紹介する。

野見山さんがメインボーカルを務めるこの曲はすでにライブでも何度か歌っているが、飲酒運転による事故がまだまだなくならない現状に問題提起をする内容。以前のライブでは「お酒を飲んで車を運転するのは法律で禁止されていますが、もし破って人を殺してしまっても刑が軽いことが多いんです。これどうなんだろうと思って…。もっと刑罰を重くしてほしい。そうすれば酔っ払い運転をする人も減るのでは」と熱く語っていた。この曲のように力強いイメージの楽曲のほか、ほんわかとした気持ちにさせられる曲など、幅広いタイプの楽曲を通してグループからのメッセージが伝わるアルバムとなっている。

そしてリーダーとして迎える生誕25年祭公演がいよいよ今月開催。この節目のタイミングでリーダーであることについて「私で大丈夫なのかなという気持ちがあるのと、いろいろタイミングにも恵まれたのかなと思います」と本音を語る。だが歌やダンスの力もリーダー就任前と比べて一層成長しており、自分がこのグループを支えていかなければという強い自覚を感じさせる野見山さんだ。

そんな制服向上委員会の現在のメンバーは2名。「リーダーとして“まとめる”という人数ではないのが残念なんですけど…」と苦笑いしつつ、「私がリーダーとしていられるのは、応援してくれる方やスタッフの方のおかげだと思いますし、OGの方がいなければ何もできなかったので感謝しなければと思います」という。

今回の生誕25年祭には歴代のリーダー経験者や多数のOGもゲスト参加する。中には野見山さんがまだ会ったことのない先輩もいるという。「初めて会うOGの方や久しぶりに会う先輩に『この子がリーダーで大丈夫？』と思われないように頑張らなければなと思います。まだまだ自信があるわけではないけど、不安そうな顔にならないようにしたいなと思います」と意気込む。

制服向上委員会の楽曲の特徴の一つに美しいフォーメーションの振付が挙げられるが、この1年はメンバーの数が少なく、その魅力を発揮できる機会が激減している。今回の生誕祭には10名を超えるOGがゲストで参加。「せっかくの機会にグループ曲をたくさんやってみたい。大人数じゃないと楽しさが十分に出ない曲も多いので、これを機会に改めて、制服向上委員会の楽曲の良さと楽しさを伝えられたらと思います」と目を輝かせる野見山さんだった。

制服向上委員会の『祝！生誕25年祭公演』は9月23日（土・祝）に東京・府中市市民活動センターブラッツ・バルトホールにて開催。出演:野見山杏里・レイ・吉田梢・星川りりか・松尾真冬・小川杏奈・清水花梨・斎藤美輝・片平妃奈子・佐藤帆奈美・森朱里・齊藤優里彩・齊藤乃愛・橋本美香

制服向上委員会生誕25年祭ライブ特設サイト

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