SKE48の元メンバーで、現在は女優、歌手として活動する高柳明音さん。一昨年、デビュー15周年を機に音楽活動を本格再開。イベント、楽曲リリース、ワンマンライブと、着実に歩みを進めてきた彼女が6月3日、初のミニアルバムにして、初のCDリリース作となる『Spirit』をリリースする。本作への思い、楽曲制作や歌手としての表現について、さらに今後音楽活動でやっていきたいことなどたっぷり語ってくれた。
--グループを卒業後、“なんとなく音楽を続けていければいいな”というところから、15周年を機にイベント開催、楽曲リリース、ワンマンライブ、そしてついにミニアルバムを発売となりました。
「なんか、本当に目まぐるしく流れています、時間が……(笑)」
--ミニアルバム リリースまでたどり着き、感慨深いものがありますか?
「やっぱり楽曲をCDとして出すというのが大きいですね、ジャケットも含めて感激です。これまでは配信とミュージックカードという形だったので」
--アルバム収録曲で3曲目のリリース作となる『爛漫スピリット』では、今回も自ら作詞を手掛けています。
「はい。作曲をしてくださった俊龍さんと共作で作詞をしました。『爛漫スピリット』は、今年2月にライブの開催が決まって、そこで盛り上がれる曲を作りたいということで制作しました」
--確かに盛り上がれる一曲ですね。セリフが入ったり構成も面白い。
「コールや合いの手もできます。最初は“ハイ!ハイ!”とか、みんなで盛り上がれる曲がいいなと思ってお願いさせていただいたんですが、コールもできるし、合いの手もあるし、セリフを一緒に言えるし、盛り盛りになりました!」
--セリフもお客さんと一緒に言っているんですね(笑)。
「『目指すは1等 宝くじ!!』ってみんなで言ってます(笑)。楽しい曲でみんな好きとって言ってくれています」
--ミニアルバムにはもう一曲、新曲『Bright Sound』も収録されています。
「こちらも作詞しました。最初にデモ曲を聴いたときに、希望に満ち溢れた、日が昇るようなイメージが湧く曲で大好きでした。昨年夏に『O.A.!! Summer Tune☆』を作ったタイミングで候補曲としていただいたデモの中にあった曲です。そのときは『O.A.!!〜』の“ラジオが題材の夏曲”というイメージとは違ったけど、すごく素敵な曲で、いつか歌いたいと思っていたので、ずっとキープしてもらっていたんです。この間のソロライブのときに初披露させてもらったんですが、公演タイトルも『Bright Sound』になりました。先に付いたのは公演タイトルのほうだったんですけど、最終的にこの曲のタイトルにもして、自分を体現できたらいいなと思いました。私の名前が“明るい音”で“明音”ということで、そこからつけました」
--こちらもライブで盛り上がれそう。
「手拍子がしっかりできるのと、サビはみんなで手を振って盛り上がれるようになっています。みんなで作れる曲になったらいいなと思っていて、まだまだ成長過程の一曲です」
--このアルバムに収録されている4曲は、共作も含め、すべての作詞に高柳さんが関わっていますが、作詞をし始めてから、ほかのアーティストの歌詞を意識するようになりましたか?
「テレビなどを観ていて、“あ、素敵なワードだな”とか“この言葉の意味ってなんなんだろう”とか意味を調べるようになりました。それでいつか使えるかもと思ったワードは書き留めたりしています」
--今回のミニアルバムではリリースイベントも行われます。ソロとして本格的なリリースイベントは初めてですね。グループ時代は頻繁にやっていたと思いますが。
「ずっとやっていましたね。一人で全曲歌いながら回るというのは今回が初めてだから、挑戦であり、新鮮であり、という感じです」
--やっぱり楽しみですか?
「どちらかといえばプレッシャーのほうがあります」
--どう盛り上げていこうか、とか。
「……というよりは、“うまくできるかな”とか“お客さん来てくれるかな”とか。この間、富山で、リリイベでなく、イベントでミニライブをさせていただいたんです。ショッピングモールの特設ステージで。慣れない地でどれくらいの人が来てくださるのかもわからなくて……。ショッピングモールって、私のことを知らない、たまたま来ている人のほうが多いので、その方々がどれくらい足を止めてくださるのかなと。そういうことが頭の中をぐるぐるしながらイベントに臨みました」
--やってみてどうでした?
「楽しかったです! 思った以上にファンの方が頑張って駆けつけてくれていたし、石川のほうのファンの方も来てくださったり、この機会じゃなかったらなかなか会う機会がないかも、という方も来てくださって。『あの頃SKE48が好きだったから来た』という方もいて嬉しかったです」
--東海や関東をはじめとする熱心なファンだけでなく、北陸近辺の方も来てくださって。
「そこでしか会えない方、買い物中にたまたま足を止めてくださった方もいたし、2公演やったんですが、1回目でたまたま足を止めてくださった方が2回目もいてくださったり。でもやっぱりいつも応援してくれる方が集まってくれて、ライブで盛り上がっている空気があったからこそ、足を止めてくれたというのも大きいと思うので、いつも応援してくれているみんなのおかげだなと思います」
--富山で印象に残ったことなどありましたか?
「ラーメンが美味しかったです! ラーメン好きなので。こうして歌の活動だからこそ行ける場所があって、それで出会える人のご縁もあれば、そこでしか食べられないラーメンとの出会いもあって(笑)。富山に行く2日前くらいにXに『富山のおすすめのラーメンありますか?』って、さらっと書いたら、普段私のXを見ていない方にまでそのつぶやきが回って、本当にいろんな方がコメントしてくれて嬉しかったです。やっぱりラーメンってデカいなって思いました(笑)。そのラーメンのポストで私が富山に来るって知ってくれたファンの方もいたみたいで」
--今のところ、ワンマンライブは2ヶ所ですが、歌手活動を続ける中、ツアーで、普段行かないようなところに行く機会もさらにこれからあるのかもしれません。
「行きたいですね。今のところ名古屋と東京ですが、もうちょっと広げてまずは大阪とか」
--そうやって広げてそれぞれの地域でラーメンの発信も(笑)。楽曲制作面でもほかのアーティストの楽曲が気になるようなことはありますか?
「うーん、歌詞は意識しますけど……。よくライブには行くんですけど、お客さんとして。そのときはあまり歌詞のことも考えないんですが、でもライブで、演出やMCの内容など、“ああ、こういう話を聞けたら嬉しいな”とかファンの目線で見ていることも、自分がステージに立ったとき、あのとき自分が好きなアーティストさんがこういう話をしてくれて嬉しかったから、みんなも嬉しいのかもしれないとか、何かしら自分の活動に繋げることはやっているのかもしれません」
--これからワンマンライブが楽しみです。
「はい。ソロになって、歌って踊ってMCも企画も考えてと全部一人でやっているので、いっぱいいっぱい(笑)。グループのときは“誰かが着替えているときに誰かがMCして”とか“この時間は自分がMC担当で”とか“このときは歌って”とか役割分担ができていたんですけど。でもファンの方は、SKE48のメンバーの私も好きだったけど、今は私が曲作りにも一緒に参加して、書いた歌詞を乗せて、それをファンのみなさんに届けて。“ファンのみなさんとこの曲をどう楽しむか”ということを考えて作っていくという過程があるから、みんな楽しんで応援してくれている、楽しんでいることを伝えてくれるし、あの頃ももちろん楽しかったし、秋元(康)先生にいただいた曲も大切なんですけど、『今がすごく楽しい』と言ってくれる方が多くて、嬉しいなと思います」
--歌詞は自分の感情から生まれたものになるから、聴くほうもそれを実感できるかも。
「なかなか言葉にして伝えられないような本音を、歌詞だと書きやすいなとすごく思って。歌に乗せることで伝えられると思えるので、歌詞を書くということは楽しい……というほどではまだないけど、生み出すことの喜びはすごく感じられているかもしれないです」
--それが喜びでいられるというのは幸せなこと。
「それが世に放たれて、配信だったり、CDになったりするというのは、あの頃の自分にとっては奇跡。自分の曲って卒業のときにしかもらえなかったから。16人の選抜メンバーの中で自分の歌割があっても、ソロパートはなくって。SKE48のシングル表題曲ってほとんどソロがないんですよ。『青空片想い』とか『ごめんね、SUMMER』では選抜7人という少なさだったけど、一人で歌うパートってほぼなくて、一人で歌えたのは、じゅりれな(松井珠理奈・松井玲奈)くらいだったと思います。私が初めてソロパートをもらったのはセリフで、『1!2!3!4!ヨロシク!』で、『恋ってさ、しようと思うと出来なくて……』というところ(笑)。自分だけが歌っている曲が世に増えるというのはすごく不思議でもあるし、ありがたさをより感じるのはあります」
--歌詞の内容も、秋元さんが作る詞ってドラマ性があり、“好きな女の子のキラキラした姿を見ている男の子”目線で歌う、みたいな。今は高柳さん自身から湧き出るもの;になっています。
「『O.A.!! Summer Tune☆』はちょっと架空なんですけど、ほかは私の感情や気持ちや経験から生まれたものです」
--『O.A.!! Summer Tune☆』に出てくる主人公も、完全に想像で作り上げたものでなく……
「そうですね。そこで登場するラジオDJを演じているのは自分。自分を書いているわけではないけど、舞台でいうと自分に役が来て、その役を演じる感じで歌っています。2番はリスナーの男の子が主役なので、そこはその男の子になりきって。やっぱりお芝居も好きなので、自分の心の中を素直に書いて歌うのももちろん楽しいんですが、『O.A.!! Summer Tune☆』みたいに、何かを演じながら歌うというのも好きですね。グループのときに劇場公演で12曲とかそれを曲ごとにキャラクターを変えて、演じながら歌うということが楽しくて、それがきっかけでお芝居をしたいと思ったところがあるので、自分が作詞をしたとしても、自分じゃない何かを演じられるような曲を出していけたらいいなと思います」
--ラジオDJは自分の経験の引き出しにあるけど、さらに自分が経験したことがない立場について想像で描いた歌詞を、演じるように歌うのも面白いのかも。
「秋元先生の楽曲では、自分が経験したことがない感情みたいなものを歌うという歌詞が多かったので、自分じゃない自分になれるのが楽しかったですね」
--男の子目線で歌う曲も、自分なりに噛み砕けていた?
「劇場公演の曲は、ストーリー性があって、一曲一曲ストーリーが進むようにセットリストが組まれているんですけど、シングル曲はわりと一曲一曲本当に全然情景が違うので、ミュージックビデオの印象も残るし、ダンスのイメージもあるし、そして歌詞のイメージや誰がセンターか、などでも変わるから難しいけど、でも男の子目線の歌詞が多く、“僕が、君が”とか、そういう曲に名曲が多くて、ファンのみんなも好きで。歌うにあたっては、自分がその主人公の男の子になる、というのではなく、“その男の子が聴いている曲を表現する”気持ちで歌っていることが多かったですね。『ごめんね、SUMMER』とか。歌の主人公が思っている女の子を私が演じるのでもなく、その女の子を思うときに男の子が聴きたい音楽、みたいな。“男の子が思っている女の子”に近い自分で表現しつつ、でも歌詞は男の子の気持ちになっている。難しいけど、お芝居をするように歌っていました。自分が歌っているときは、そういう男の子の気持ちに寄り添っているけど、ただ自分の歌割ではない、踊っているだけの部分は(男の子が見ている)女の子のほうのイメージだったりだとか」
--ソロになって歌割は全部自分、歌詞の内容的にも表現の仕方が変わってきたのかなと。自分の思いを全部乗っけて歌っている?
「曲にもよるんですが、『爛漫スピリット』はグループのときの曲に近い、それ以上に元気な曲なので楽しんでいます。ライブのために作ったところが大きいので、それを歌っているときは“あの時”に近いかもしれないです。ダンスもついているので、歌いながら踊って、振りがあるから歌詞とリンクして伝えやすかったりするのは懐かしい感覚もちょっとあって。今までの曲は振りがついていなくて、あえてつけなかったりしたんですけど、振付ありで歌うというのは、みんながコール&レスポンスがしやすい。この間富山に行ったときも、私が一人でコール&レスポンスしていたらどうしようとか、何も返ってこなかったらどうしようとか不安もあって、手拍子だったらみんなやりやすいと思うんですけど、いきなり『イェーイ!』とか言いづらいですよね。だから今まで応援してくれているファンのみんなが、そこの地に来てくれるからこそ、曲が生かされてくるなということをすごく思いました」
--歌手活動でこの先やってみたいことはありますか?
「またソロライブができたらいいな、というのと、まだレパートリーが4曲だけなので、曲を増やして、いつか自分の曲だけでライブができたらいいなと思います。小学生のときにエレクトーンを習っていて、楽譜は読めるから、もう一回こうして音楽活動をやらせてもらって、バラードの『星、流れる夜に君を想う』も作ったので、いつか弾き語りをできたらいいなと思って、今年はもう一回ピアノを習い直そうかなと考えています。お芝居ももちろん続けていきたいし、歌も続けていきたいなと思っているけど、その歌を続けていく上で、自分が表現できるものが一つでも増えたらいいなと、今思っています」
〈プロフィール〉
高柳明音(たかやなぎ あかね)
1991年11月29日生まれ、愛知県出身。2009年SKE48のメンバーとしてデビュー。2021年4月にグループを卒業。卒業後は女優活動を中心に、持ち前のトーク力で、バラエティやラジオパーソナリティーなどマルチに活動。近年の主な出演作は、ドラマ『森英恵Butterfly beyond』(テレビ朝日系)、『推しが上司になりまして』(テレビ東京)、舞台「タクフェス『晩餐』」ヒロイン、舞台『午前0時のラジオ局-満月のSAGA-』ヒロインなど。高柳明音3rd写真集『あかねのそら』が好評発売中。
1stミニアルバム『Spirit』のリリースイベントが開催中。
4月19日(日)タワーレコード渋谷
4月26日(日)タワーレコード渋谷
5月6日(祝・水)名古屋市内
5月16日(土)都内
5月31日 (日) OLサイン会
詳細は高柳明音公式HPにて。
https://akane-takayanagi.jp/
高柳明音『爛漫スピリット』Music Video
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