【東京女子流 インタビュー 1】5月で結成8周年「こんなに長く一緒にいてお互いの気持ちを読み取れるのってすごい」

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東京女子流
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ガールズグループ・東京女子流がニューシングル『kissはあげない』を6月20日にリリースする。今年5月でデビュー8周年を迎えた彼女たち。インタビュー第1回では、8周年を迎えての話に花が咲いた。

--この5月で結成8周年、おめでとうございます!

一同「ありがとうございます!」

中江友梨「5月5日の8周年当日はプライベートでメンバー4人で遊びに行きました」

--仲いいですね。

中江「みんなで東京スカイツリー行きました。最初は浅草に行って、そこからスカイツリーまで歩いていきました」

--普通の女の子の仲良し4人組のような(笑)。

庄司芽生「スカイツリーは私たちがデビュー当時によく撮影などで行っていた思い出の場所なんです」

--当時はスカイツリーがまだ完成していない時期ですよね。そういうところでも女子流の歴史の長さを感じます。

中江「なんかすごく感慨深かったです。当時12、13歳だった私たちがみんな20歳を超えてまたプライベートで全員で行けるなんて」

--グループってプライベートではあまり遊びに行かないというところもあるけど。

中江「私たちはみんなでご飯に行ったりもしますし、プリクラ撮りに行ったり、結構プライベートでも会いますよ」

庄司「でも最近はプリクラよりご飯に行くことが多くなりました。そこが大人になったのかなと(笑)」

--よくグループのメンバーの関係性って独特といわれます。すごく仲が良くても「友達」じゃなくて「メンバー」だと。

庄司「それ、めっちゃわかります!」

山邊未夢「『家族』でもなくて」

中江「友達より近い距離ではあるし、もちろん家族ではない。友達とも家族とも話さない話をメンバーだったらすることもあるし、今は家族よりも近い距離にいて、すごく当たり前に隣にいる存在。なんだか不思議な関係ですね」

新井ひとみ「家族にも話せないことを話したりするから、気持ちの感じも違うんですよね。自分が友達とも会っている時とも違い、どこか安心する部分があります」

3人「ある〜!」

新井「気をつかわないし!」

中江「生まれてからこんなに長くいるのはこのメンバーしかいないですから、家族は別として。もしカップルだったら8年ってすごく長いですよね。もう結婚だよね(笑)。そう考えると、他人なんですけど、こんなに長く一緒にいて、お互いの気持ちを雰囲気で読み取れるのってすごい関係性だなと思って」

--特にこのメンバーは小中学生の時から一緒にいるから。

庄司「一番成長する時期を一緒に過ごしてきたから、他のメンバーの感情に入り込んじゃうところもあります。誰かが悲しんでいると、芽生も悲しくなってきたりだとか」

中江「女子流メンバーってずっと安定というか、仲がいいなと思います」

新井「久しぶりにみんなで出かけて思ったんですけど、おちゃらける時はめっちゃおちゃらけるなって」

中江「普段の時との差がね、テンションの」

庄司「私はムービーを回していたんですけど、カメラ越しに、普通の女の子してるなと」

中江「テンション上がった時はみんな上がるんですけど、疲れたり眠かったりすると誰も喋らない。そこの差が激しい(笑)。それが伝染していくので、アガるときもサガるときもみんな一緒なんですよ」

山邊「お腹が空いている時はわかりやすいよね(笑)」

--以前のインタビューで、中学生の頃、10時間以上のレコーディングに臨んでいたときに、みんな一緒のタイミングでお腹空いて、一緒のタイミングで元気がなくなって一緒にスタジオ内で眠ったりしていた、というエピソードがありましたが、基本その頃と変わらないような。

中江「そう、その頃から変わってない(笑)。だから安心しますね。外に出ると背伸びして、ちょっと大人に見られたいと思うところもあるんですけど、メンバーの前だとそれはない。もうすべて見せちゃってるし、すべて知ってるから。ここでは素の自分でいいやと。そういう場があるといいなと思います」

--その関係性ってやっぱり独特で、他の言葉には置き換えにくいですよね。

山邊「しいていえば『仲間』?」

中江「一回インタビューで私、『人生』ですかねって言ったことがある」

--えっ!?

庄司「人生の中の『かけら』なのかも?」

--なるほど、それぞれ自分たちの人生を形作っている大切なピースなのかもしれませんね。もう人生の半分を構成している。

中江「やばっ、生きてる半分を一緒にいるよ」

3人「やばいよね(笑)」

中江「もうちょっとしたら半分以上に。すごいよね、ちょっと面白いよね」

山邊「そのうちに『人生の3分の2は一緒にいる』という日がくるね」

--女子流は、アイドルというよりパフォーマンスグループとして、末永く活動してもらいたいと思いますね。たとえばMAXさんなどのように40代になってもキレのあるダンスパフォーマンスで魅せてくれる存在に。アイドルグループだと25歳くらいでそろそろ解散か…みたいな空気も漂ってきますが…。

中江「25歳というともうあと5年くらい? もうちょっとやりたいよね」

庄司「長くやっていたいとめっちゃ思います。大人になっても歌える曲が私たちにいっぱいあるので、それを歌い続けていきたいですし、そういう場をなくしたくないなと思います」

--確かに。デビュー曲からして大人になっても歌えそう。

庄司「そう。デビュー曲の『キラリ☆』は、今になってやっとわかります。当時のスタッフさんから込められたメッセージが」

--最初はただ与えられた歌詞を歌っていた…みたいな?

庄司「最初はなんでこんなしっとりとした曲なんだろうと」

山邊「もうちょっと元気な曲を歌いたいなって当時は思ってた。でも聴くたびにどんどん好きになっていくし、聴いているだけでキラキラ感が伝わってきて、いつ聴いてもフレッシュさが伝わってきます」

中江「今でも『キラリ☆』のMVを見ることがあるんですけど、すごく思い出す。いろんなことを」

庄司「自分たちが一番パワーをもらえる曲です。『まだまだ頑張ろう!』と」

新井「前向きだよね。聴くと前向きになれる!」

中江「この間新曲の『kissはあげない』のMV撮影をしてきたんですけど、観ていて『本当に変わったな、こんな表情するようになったんだな』と思いました。正直『キラリ☆』の時なんて、歌い方も不自然すぎて、表情もワンパターン。初々しくて可愛らしくはあるんですけど、その時と比べるとメンバーがこんな大人っぽい表情をするようになったんだって。自然とみんな身につけていったんだなと思いますね」

--新井さんなんてデビュー時は小学校6年生。もうだいぶ大人っぽい表情になってきましたね。

中江「もう大人ですよ。(新井を指し)これですよ」

新井「(笑)今回のMVは表情に注目してもらいたいポイントがたくさんあって、歌の主人公はすごく謎めいている感じの女性だなって思って、自分でも観ていて『こんな表情ができるようになったんだ』って思いました。『キラリ☆』の時は表情ってどうやっていいかわからずにカメラの前に立っていましたが、今では『歌詞はこういう感じだから、こういう表情をしようかな』とかすごく考えるようになりました。それは女子流の活動を通して成長できたことだなと思います!」

(ニューシングルについて詳しく語ったインタビューPart.2に続く)

東京女子流(とうきょうじょしりゅう)
山邊未夢(やまべ・みゆ)●1996年6月24日生まれ、千葉県出身。
新井ひとみ(あらい・ ひとみ)●1998年4月10日生まれ、宮城県出身。
中江友梨(なかえ・ゆり)●1997年6月28日生まれ、大阪府出身。
庄司芽生(しょうじ・めい)●1997年7月2日生まれ、山形県出身。

2010年に結成され、シングル『キラリ☆』でデビュー。ニューシングル『kissはあげない』を6月20日にリリース。

《今後の定期公演》
「新*定期ライブ EPISODE-3 ~久しぶりの沖縄女子流~」 6月24日(日) 沖縄・桜坂セントラル

「新*定期ライブ EPISODE-4 ~東京男子流 草食系~」6月30日(土) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

「新*定期ライブ EPISODE-5 ~21歳になった中江友梨とゆかいな仲間たち~」6月30日(土) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

「新*定期ライブ EPISODE-6 ~東京男子流 肉食系~」7月1日(日)  Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

「新*定期ライブ EPISODE-7 ~明日21歳になる庄司芽生とゆかいな仲間たち~」7月1日(日) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

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