高畑結希、写真集の出来栄えは「1000点！」 センシティブなその理由

SKE48の元メンバーで女優の高畑結希さんが21日、東京・秋葉原の書泉ブックタワーで、ファースト写真集『ひとりじめ。』の発売記念イベントを行った。

自身の30歳の誕生日である今月18日に刊行された本作を、SNSでの“ある出来事”にちなみ「センシティブをかけて1000点」とユニークに自己採点。イベントでは9月からの上京と今後の女優業への意気込みも明かした。

写真集は、高畑さんのデビュー10周年と30歳という二つの節目を記念して企画された。昨年6月にSKE48を卒業し、女優として歩み始めた高畑さんは「アイドル卒業後に写真集を出すことに不安もありましたが、30歳の誕生日と10周年という大切な節目に決まり、『今しかない』と思ってお願いしました」と刊行に至った心境を語った。

撮影は全編、自身の故郷である香川県で行われた。3月のロケは4日間とも雨で、大寒波にも見舞われたという。「カメラマンさんと一緒に極寒の海やプールに入ったりもしました。撮影後にスタッフさんが抱きしめてくれて、みんなで寒さを乗り越えて作った一冊です」と過酷ながらもチーム一丸となった撮影を振り返った。お気に入りの一枚には、”日本のウユニ塩湖”と称される父母ヶ浜（ちちぶがはま）での幻想的なショットを挙げ、「この写真集を見て、今年の夏は香川に行こうと思ってもらえたら嬉しいです」と故郷への愛をにじませた。

今作では、Tバック姿で美しいヒップラインを披露したカットも話題に。もともと「お尻に自信があったわけではない」というが、「撮影中にチームみんなで写真を確認した時に『お尻、可愛くない？』となって。自分でも初めてちゃんと見て『私、お尻可愛い！』と思いました」と、新たな魅力の発見だったことを明かした。

しかし、この一枚が思わぬ事態を招く。先行カットとしてSNSに投稿したところ、「センシティブ認定」されてしまう事態に。「最初はすごく困ったんです。でも、だんだん『またセンシティブだ』と愛着が湧いてきて。自分のアカウント自体もセンシティブになって、普通の投稿まで見れなくなってしまって」と苦笑い。このエピソードを踏まえ、写真集の出来栄えを問われると「1000点です。センシティブに引っかかっちゃったので。それをかけて1000点。パーフェクトな写真集になったと思います」とユーモアたっぷりに胸を張った。

写真集のタイトル『ひとりじめ。』にちなみ、「ひとりじめできたことは？」と問われると、「この写真集を撮っている時が、まさにそうでした」と即答。「SKE48では大勢の中の一人でしたが、撮影中はスタッフの皆さんが私だけに注目して、集中してくれたのがすごく嬉しくて。ひとりじめできた瞬間でした」と、グループ活動とは違う喜びをかみしめた。また、30歳の誕生日当日には「タイトルにかけて、ひとり焼肉デビューしました」と微笑ましい挑戦も報告した。

今後の活動については、9月から本格的に東京へ拠点を移すことを発表。「お芝居がやりたくて卒業したので、もっともっと経験を積みたい。30歳という節目に、自分にもっと刺激を与えようと決意しました」と力強く語った。憧れの女優には、芸能界入りのきっかけとなった宮崎あおいさんの名を挙げ、「年齢を重ねても綺麗で可愛い女優さんになりたい」と目標を掲げた。

SKE48時代は「ポンコツ」キャラで親しまれたが、最近はしっかり者の一面も評価されているという。「料理が得意で、得意料理は豚汁です」と家庭的な一面も見せつつ、「香川県民なのでうどんも打ちました。でも、やっぱり本場の讃岐うどんが一番。東京ではなかなかうどんを食べなくなりました」と、食へのこだわりと地元愛をのぞかせた。さらに、「ぜひ、うどんを食べに香川へ！」と呼びかけていた。