井頭愛海、ドラマ『惡の華』で変貌していく優等生・佐伯役を体当たりで熱演「自分でも見たことがない 怖い顔をしてて…」 

井頭愛海

女優の井頭愛海が2日、都内で行われたドラマ『惡の華』(テレビ東京系/毎週木曜深夜24時00分~、9日スタート)の放送開始直前の記者会見に、W主演の鈴木福、あの、共演の中西アルノ(乃木坂46)とともに登壇した。

奇才・押見修造の代表作で、思春期の心の変化を描いた衝撃的作品をドラマ化。山々に囲まれた場所に住む中学2年生の春日高男(鈴木)は、毎日閉塞感を感じながら生きていた。ある日の夕方、春日は憧れのクラスメート・佐伯奈々子(井頭)の体操着を衝動的に盗んでしまう。しかし、その一部始終をクラスの問題児・仲村佐和(あの)に隠れて見られていた……。佐伯は春日に体操着を盗まれてから春日と仲村の関係性に苛まれ、さまざまな感情と葛藤していく。

井頭さんは本作に触れ「誰しもが持っている、心の奥底にある感情と言いますか、そういうものがすごく繊細に丁寧に描かれている漫画だと思いました」と語り、また“佐伯さん”を演じるにあたり「優等生でいい子として生きていかなければならないというところがあって……。私自身もやはり見られる仕事というのもありどうしても世間からどう思われているか……という思いもあったり、誰しも学校の中でも自分ってどういう立場なのかと悩む時期もあると思うんですけど、『自分ってなんだろう』というのをすごく考えさせてもらった漫画だなと思います。登場人物それぞれの心の葛藤だったり繊細さだったりというのも私自身も漫画を通して触れて、その苦しさだったり、悩みというものを体現できたらいいなというふうに思って挑みました」と語った。

「もし、生まれ変わるなら本作のどのキャラクターがいい?」という問いには、あのさん演じる「仲村さん」だという。「(仲村のキメぜりふの)『クソムシが!』って言ってみたいです(笑)。私自身もわりと佐伯さん寄りで、自分の思っていることを胸のうちにしまっちゃうタイプなので……」ということで、自由な生き方をする仲村へのあこがれがあるという。

視聴者に注目してほしいシーンは「佐伯さんの変貌」とのこと。「劇中、3、4人くらいの役を演じている感覚の瞬間があって……。最初は優等生のいい子ちゃんなんですけど、それも本当の自分を隠して心に蓋をして生きている子で、春日や仲村さんと出会って、自分とは違う生き方をしている二人に感化されていって、佐伯さん自身も本当の自分をさらけ出していく。そのシーンは私自身も最初は自分の中でかみ砕けなくて、理解できないことも最初はあったんですけど、シーンを重ねて、完成した状態を見たときに、自分でも見たことがない、怖い顔をしてて。そこをみなさんにも楽しんで観ていただけたらなと思います」と語る。

役作りにあたっては「普段は優等生ですけど、どこか弱さや繊細さを持ち併せている子だなと思って、見ていると今にも消えてしまいそうな危うさと言いますか、思春期ならではの危なっかしさみたいなものを表現したいとずっと思っていて、ずっと強がっているけど、守ってあげたい、みたいな……」、そんな役柄像を意識したとのことだ。「佐伯さん自身、自分の行きたい方向にそのシーンの中で解き放たれるように、私自身の心をまっさらにして挑んでいました」という井頭さんに、掛け合いの芝居を数多くした鈴木さんは「“佐伯さん劇場”というか“井頭愛海劇場”というくらい、この作品の中で一番怖い人なんかじゃないかと思えたくらい、本当に素敵なお芝居でした」と絶賛した。

それに対して井頭さんは「本当に福くんにたくさん助けていただきました。漫画を見比べながら演じ方を考えたりもしましたが、現場で受け取るお芝居の感情で、カメラの前に立ったときに初めて出る表情だったり」というのもたくさんあり、「現場で生まれたもの、その瞬間をたくさん残してもらえたこと」が嬉しかったという。そして「受け取ってくださるみなさんが、どういう思いで観てくださるのかが、今から怖くもありドキドキしています」と率直な思いを明かした。

ドラマ『惡の華』はテレビ東京系で4月9日スタート。毎週木曜深夜24時00分~24時30分放送。BSテレ東で4月15日スタート 毎週水曜深夜 24時00分~24時30分放送。ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」で、各話放送後からアジア見放題独占配信。

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