大原優乃、7年ぶりの舞台『CRIMINAL FOUR ―愛しき大悪党―』で「エミリーとして生き抜く」意気込みを語る

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女優の大原優乃さんが6日、東京・IMM THEATERで開幕した舞台『CRIMINAL FOUR ―愛しき大悪党―』の取材会及び公開ゲネプロに登場した。本公演は3月6日から23日まで同劇場で上演された後、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、福岡・キャナルシティ劇場でも上演される。

この日は、主演を務める「ふぉ~ゆ~」の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介の4人をはじめ、共演の大原優乃、鍛治直人、吉田メタル、蘭寿とむ、そして脚本・演出を担当する山田能龍氏が登壇。取材会では、本作への熱い思いや見どころが語られ、公開ゲネプロでは華やかなステージが披露された。

『CRIMINAL FOUR ―愛しき大悪党―』は、ふぉ~ゆ~が主演を務める新作舞台で、パリの街を舞台に活動する犯罪集団“ル・ミラージュ”の物語。パルクールを用いたアクションが特徴で、4人が新たな挑戦として挑んだダイナミックな動きが関係者を魅了した。

共演者には大原優乃や鍛治直人、吉田メタル、そして8年ぶりの演劇復帰となった蘭寿とむが名を連ね、多彩なキャストによる化学反応が話題を呼んだ。脚本・演出の山田能龍氏は、ふぉ~ゆ~の魅力に当て書きしたストーリーを展開し、独特のコメディーセンスと深いメッセージ性を融合させた。

ヒロイン・エミリーを演じた大原優乃さんは取材会で、7年ぶりの舞台への思いをこう語った。「私は7年ぶりに舞台に立つことになるので、稽古場では辰巳さんをはじめとするカンパニーの皆さんに、舞台に立つための基本から教えていただきました。なので、ご迷惑をおかけするだけでなく、本番公演ではエミリーとして全力で生き抜くことで、まず皆さんやカンパニーの方々に恩返ししたいという思いで臨みたいと思います」と意気込みを語った。

さらに、役柄について「エミリーはパリの街のラジオパーソナリティをしている役柄なんですが、とても自分が住んでいる街を愛していて、まっすぐな女の子です。脚本を読ませていただいた時に、正義は時に誰かの悪でもあるなと感じて、エミリーなりの正義を全公演生き抜きたいです」と想い明かした。

お気に入りのシーンについては、「ふぉ~ゆ~のみなさんが演じられているル・ミラージュと出会うことによって、エミリーの人生も変わっていく。その過程が一公演で段階が見えていくと思うので、そこを大切にしたい」と話し、物語の転換点となる場面へのこだわりを覗かせた。

また、久しぶりの舞台を経験して感じた成長については、「稽古場では失敗をしてもいいっていうのを先輩方がいつも言ってくださっていたので、なかなか自分がお芝居する中でその経験が今までなかったので、なんでも受け止めてくださるこのカンパニーのみなさんに本当に心から感謝する日々でした」と振り返った。

ふぉ~ゆ~の4人への印象を聞かれると「もうほんとにいつも優しくて、人間力が本当に素敵で、こんな先輩が、座長がいてくださるカンパニーだからこそ、一人一人全ての方が自分のやることに集中できてる組だなと思ってます。感謝です」と目を輝かせた。

最後にファンへ向けて「今の私にできるすべてをかけて30公演、エミリーとして生き抜きたい」と力強く締めくくった。

主演のふぉ~ゆ~の4人も、それぞれ本作への思いを語った。福田悠太さんは「何回見ても噛めば噛むほど味が出てくるようなお芝居になっております。お客様がどんな反応をしてくれるのか、とても楽しみです」と作品の奥深さをアピール。辰巳雄大さんは「見終わった後に皆さんが何か一緒に考えられるような、わくわくドキドキしていただけるものを劇場で盗み見てもらえると思うと楽しみ」と観客との共感を期待した。越岡裕貴さんは「新しいチャレンジとしてパルクールなんていう要素もあるんで、そこは見どころ」とアクションに注目を促し、松崎祐介さんは「時は来た!」と5文字で意気込みを簡潔に表現し笑いを誘った。

公演詳細:https://www.ktv.jp/event/foryou/

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