女優の倉島颯良さんが1日、出演した映画『緑のざわめき』の公開初日舞台挨拶に主演の松井玲奈さん、岡崎紗絵さん、夏都愛未監督とともに登壇した。舞台挨拶では主演の松井さんとのドキドキの共演エピソードなどを紹介した。
福岡、佐賀を舞台に、3 人の異母姉妹が織りなす物語を描いた『緑のざわめき』。女優を辞め、東京から生まれ故郷のある九州に移住しようと福岡にやってくる主人公・小山田響子役を松井玲奈さん、響子の異母妹であり、彼女をストーカーする菜穂子役を岡崎紗絵さんが演じている。当初はこの二人の姉妹の物語だったというが、オムニバス映画『21 世紀の女の子』でも一緒に作品を作った倉島さんに、“響子の異母妹で佐賀の集落に暮らす少女”の杏奈役でオファーしたという。
このキャスティングについて夏都監督は「今回長編にも出てほしくて役を作ってオファーしたんですけど、佐賀にロケハンに行ってから、倉島さんに合う役を作れそうなモチベーションになって、それで今回ピッタリハマったということでオファーしました」とその経緯を明かした。
生い立ちに複雑な経緯があったり、叔母さんと二人暮らしをしている杏奈の役柄について倉島さんは「境遇で言えばあまり共通点はなかったんですが、内面的な部分はすごく共感するところが多かったです」と語る。「撮影に入る前に監督が杏奈のキャラクターをまとめた資料をくださったんですけど、そこに『人に素直に感情を出すのが苦手』という一言があって、そういう部分にすごく共感できました」と振り返った。
主演の松井さんとは今回が初共演。当初はやっぱり緊張が大きかったという。そんな松井さんと距離を縮めたのは、なんと“名探偵コナン”だという。
「前情報として、私、『名探偵コナン』の映画で一言だけ声優のお仕事をさせていただいたことがあったんです(2014年『名探偵コナン 異次元の狙撃手』)。撮影の序盤に松井さんとロケバスで一緒になることがあって、すごく緊張していたんですけど、松井さんがその『コナン』の話をふってくださって!」。コナン好きだという松井さんは「“出てた”って書いてあるんだけど! ウィキペディアに!(笑) どこに出てたの?」と聞いたとのことだ。倉島さんは「それで私はすごく緊張がほぐれて、やっぱり年齢もちょっと離れているので、そういうところで距離が縮まった瞬間だったなと思います」と喜びを表した。
一方松井さんは、撮影中に倉島さんを見てプロ意識を感じた瞬間があったとか。「二人で撮影しているときに、倉島さんの顔、まぶたにでっかい虫が止まったんですよ。でも芝居をやめないんですよ! すごいなと思って! 倉島さんもすごいと思ったし、カットをかけない監督もすごいなって(笑)。これ本当に使うの!? 虫がついてるよ! カットをかけないの!?……とちょっとパニックになってたんですけど、でもカットがかかるまで我慢してずっとお芝居を続けてて、その集中力が素晴らしいなと思いました」と絶賛した。
これに対して倉島さんは「やめちゃいけないって。監督がオッケーと言うまでは頑張って目を開けていようと思っていました」と思いを語ると、監督も「(芝居を)止められない何かがあったと思います」と振り返っていた。
■『緑のざわめき』あらすじ
過去の痴漢被害のトラウマを抱えて生きてきた響子(松井玲奈)は、病を機に女優を辞め、東京から生まれ故郷のある九州に移住しようと福岡にやってきて、元カレの宗太郎(草川直弥)と再会する。
異母姉の響子と繋がりたいと、彼女をストーカーする菜穂子(岡崎紗絵)は、異母姉妹ということは隠し、響子と知り合いに。
施設に預けられていて、8 年前から佐賀県嬉野で叔母の芙美子(黒沢あすか)と暮らす高校 3 年生の杏奈(倉島颯良)は、自分宛の手紙を勝手に読んだ叔母に不信感を募らせていた。「まずは話してみませんか?」という支援センターの広告を見て、身元もわからない菜穂子からの電話に、悩みを打ち明け始める。同じ頃、杏奈に思いを寄せる透(林裕太)は、杏奈とうまくいくよう、集落の長老・コガ爺(カトウシンスケ)に相談しに行っていた…
就職活動がうまくいかない中、 地元・嬉野に戻り、親友の保奈美(松林うらら)に就職の相談をする響子は、ひょんなことから自分と杏奈が異母姉妹ということを知ってしまう。菜穂子は、宗太郎に恋焦がれる絵里(川添野愛)等いつもの女子会メンバーとの旅先を嬉野に決め……。
映画『緑のざわめき』はヒューマントラストシネマ渋谷で公開中。ほか全国順次公開
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