小芝風花、「原爆の絵」がテーマの作品でドラマ初主演 広島で被爆者の思いに触れ「すごく胸が苦しくなって…」
女優の小芝風花さんがNHKドラマ『ふたりのキャンパス』でドラマ初主演。25日に同局で行われた試写会と記者会見に、共演の近藤正臣さんとともに登壇した。
本作は、広島市立基町高校で10年前から行われている、高校生と被爆体験証言者による「原爆の絵」の取り組みを題材に、自らの想像を超える体験をした人をわかろうと努力することで、成長していく高校生たちの姿をみずみずしく描く。小芝さんが演じるのは、クラスメイトの影響で「原爆の絵」に参加する里保。「原爆の絵」を通して被爆者の雄造(近藤正臣)との交流を描く。
小芝さんは本作がドラマ初主演。「最初決まった時はすごく嬉しかったのですが、『原爆の絵』というのがテーマなので、私にできるのかなという不安がありました」と当初の思いを明かした。撮影前には被爆者に直接体験談を聞いたという。その際、「あなたはあなたができることで伝えていってほしい」と言われ励まされ、「作品を通じて何か伝えられたらという思いで撮影に臨みました」と当時を振り返った。
今回の撮影で初めて広島を訪れたという小芝さん。教科書での知識としては知っていたが、実際に原爆ドームなどを訪れ、当時の資料を目にし、家族の思いを考えると「すごく胸が苦しくなって…」と、その時の思いを語る。その上で、被爆者の話を聞き、さらにショックを受けたという。
ドラマのモデルになった基町高校の生徒たちにも会った。「今の高校生が一年間被爆者の方と向き合って、 自分が経験していないことを、少しでも被爆者の思いに近づこうと絵を描くのは本当にエネルギーがいることなんだなと思いました」という。そんな高校生たちは普通の明るく元気な生徒たちで、「こんな迫力のある絵を完成させるんだということが全然想像できなくて、(ドラマのテーマである)『わからないけど、わかりたい』という思いがひしひしと伝わってきました」と語る。
また近藤正臣さんとは連続テレビ小説『あさが来た』でもともに出演した。だが、小芝さんは学生時代以降のヒロインの娘役、近藤さんはヒロインの義理の父役ということで、一緒に演技することはなかった。そんな近藤さんについて「優しくて、たくさん話しかけてくださって。演技についてお勉強させていただきました」という。ちなみに近藤さんは、小芝さんがずっと高校生だと思っていたという(実際は20歳)。
ヒロシマ8.6ドラマ『ふたりのキャンパス』はNHK総合テレビで8月1日(火)19時30分から中国地方先行放送、5日(土)15時5分から全国放送。
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