葵わかな、京都を舞台にした映画のヒロイン役を熱演「監督と根くらべしながら撮影しました」

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葵わかな
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女優の葵わかなさんが10日、新宿シネマカリテで行われた映画『逆光の頃』の完成披露上映会に出席し、主演の高杉真宙、共演の清水尋也、メガホンをとった小林啓一監督とともに舞台挨拶を行なった。

葵さんは、アイドルユニット「乙女新党」卒業後、女優業に専念、昨年はテレビドラマ『女優堕ち』(BS朝日)や、映画『ホラーの天使』で主演を務めた。今年3月には秋から放送予定の連続テレビ小説『わろてんか』のヒロインとなることも発表され、さらに今後の活躍が期待されている。

本作は、「コップのフチ子」の原案者としても知られる漫画家タナカカツキ氏の同名のコミックを原作とし、京都の街を舞台に、幼なじみ・みこと(葵)に恋する高校生・赤田孝豊(高杉)の日常と非日常、夢と現実に行き来する少年のゆらめきときらめきを紡いだ作品。

小林監督は「数ヶ月の予定が2年かかった」というほど原作の世界観にこだわり、特に京都の雰囲気を伝えることに力を注いだ。葵さんも「撮影の前日まで京都の言葉づかいを練習しました。少しでも京都の女の子らしさが出ていれば」と役作りの苦労を明かした。

撮影の現場を「監督のイメージから指一本外れたらアウト。監督と根くらべしながらしながら、だんだん判ってきました。一緒に作ろうという気持ちでやってくれる方でした」と振り返った。

主演の高杉さんも監督の厳しさに心が折れそうになりながら、壁を乗り越えたと明かした。作品の完成を観て、「なんで京都に生まれ育ってこなかったのかと思うと悔しい。映画を観て皆さんにもそう感じてもらえたら」と作品をアピールしていた。

『逆光の頃』は、7月8日から新宿シネマカリテほか全国で順次公開。

映画『逆光の頃』公式サイト http://gyakko.com/