元SKEの今出舞と原望奈美が舞台「言うことナース！」でW主演

7月8日、元SKE48の今出舞さんと原望奈美さんがW主演で臨む舞台「ドリームレスキュー 言うことナース！エピソード0なのですぅ〜」が新宿村LIVEで公演初日を迎えた。

物語は60年後の医療技術が発展し病気やケガで人が死ぬことがなくなった未来の日本が舞台。寿命以外で人は死ななくなったはずだが、しかし、夢を失って自殺まで考える人々は少なくなかった。そんな夢をなくした者を救うべく奮戦する5人のナースたち・ファイブエンジェルの活躍を歌あり、ダンスあり、の舞台で軽快に描く。

今出舞さんは初めての男性役でイケメンの地上最後のドクターを演じ、相手役のドジっ子ナースを原望奈美さんが演じる。元SKE48の2人が卒業後初めて舞台で共演することも興味深いが、小田島渚、階戸瑠李、松岡里英、水野夏子、大本梨帆などグラビアでも活躍するフレッシュな女優陣が顔を揃える華やかな舞台となっている。

ゲネプロを終えた感想を尋ねると、今出舞さんは「いろいろなパプニングで動揺してしまって、台詞もこれまでにないほどカミまくってしまいましたが、そのおかげで本番はちゃんとできそうです。」

原望奈美さんは「緊張しすぎて、ミスやパプニングを起こしてしまいましたが、初日では改善したいです。」とそれぞれ答えた。

原望奈美さんは2011年の「中野ブロンディーズ」以来、久しぶりの舞台出演となるが、「あの時は台詞の少ない役柄でしたが、今回は台詞が多くて不安とプレッシャーばかりでした。いざこうして舞台に立ってみると、やってやるぞというか、意外と行けるんじゃないかと思いました。」と手応えを感じているようだった。

SKE48にいた時から励まし合うこともあったという2人は、気心のしれた仲で息もピッタリ。原望奈美さんは「私がしくじったりした時に“大丈夫！”って声をかけてくれると安心しますね。」と笑顔を見せた。今出舞さんも「2人でSKEにいた頃からずっと関係性は変わってなくて、その時も一緒に稽古を残って教え合ったりしていました。」とにっこり。原望奈美さんはさらに「私が落ち込んでいる時にたまたま街で遭遇して、励ましてもらったこともあります。」と二人の絆をアピールした。

今回の役柄について今出舞さんは、「これまではしっかしたお嬢様という役柄が多かったのですが初めての男役で、稽古の時から声のトーンからどうしようと手探りで苦労しました。実際の舞台だと稽古場と違って、声を低くしようとすると小さくなってしまって、ちゃんと聞き取れているのか心配です。」とまだ少し不安が残っているようだった。

さらに「宝塚や風男塾さんは参考に見ました。けっこうキザな感じでやっていますが、ちゃんと男性に見えているかどうか、男性から観た男装がどう見えるのか気になります。」と明かした。

今出舞さんは衣装について「白衣はいいですね。なかなか似合ってる気がします。脚が短いのも隠せますし(笑)。」と満足そうだった。

原望奈美さんは「フツーのナース服とは違って、近未来のナースとレスキューを混ぜた感じで。ナースキャップも初めてで、踊っている時に取れないように自分で工夫をして頭に付けています。」と衣装を紹介し「似合ってる？」と今出舞さんに聞くと「フツーですね（笑）あんまり褒めると調子に乗っちゃうんで。」とからかわれていた。

見どころについて、今出舞さんは「ちゃんと男性に近寄れているのか注目して欲しい。(相手役の原さんとの)ドキドキするシーンもありますけど、前から知っているだけに余計に恥ずかしいですね。」と照れていた。

原望奈美さんは「以前の握手会などで私を知っている人には、テンションが低い落ち着いた娘に見えていたと思うんですけど、これを見てこんなことも出来るんだと意外に思うはず。この役でこんな娘なんだと見なおしてもらえたら。」とアピールした。

舞台「ドリームレスキュー エピソード0なのですぅ〜」は7月12日(日)まで新宿村LIVEにて上演中！