ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』が開幕！ 艶やかなタキシード仮面に出演者も観客もメロメロ

9月13日、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン-La Reconquista-』が、東京・渋谷のAiiA Theater Tokyoで初日をを迎え、本番前に意気込みを語った。

大久保聡美さんは「キラキラでワクワクしてます。このまま漫画の世界に潜り込みたいです」

松浦雅さんは「衣装が可愛くて、ヒールのブーツが履けて嬉しいです。大切な人のために命かけて頑張ります」

七木奏音さんは「ミニスカートにちょっと緊張します。いっぱいヒラヒラさせちゃいます」

高橋ユウさんは「小さい時からジュピターのまこちゃんが大好きだったので、毎日が夢気分です」

坂田しおりさんは「初日ということで、来る途中で泣きそうになりましたが、楽屋にも一番乗りで気合が入ってます。千秋楽まで突っ走ります」

大和悠河さんは「こんなすばらしいタキシードが着れて嬉しいです。地場衛役として、絶対にうさぎを守ります」と、それぞれ意気込みを語った。

今回は出演者が全員女性であり、元宝塚でタキシード仮面役の大和悠河さんがバラにキスをするポーズを決めると周りのセーラー戦士役のキャストから黄色い歓声があがった。

この公演ではミュージカルの主題歌となった『ムーンライト伝説』を歌う、ももいろクローバーZが、日替わりで映像出演することも明らかになった。

映像だけとはいえ、セーラー戦士に恋愛指南をする役どころで、実際に会話をしているかのような共演ぶりである。

映像は、全部で5パターンあり、メンバーそれぞれが個性的なコスチュームで登場するが、どのパターンが登場するかは、当日のお楽しみとなっている。

尚、クンツァイト役の小松美咲さんが体調不良のため降板となり、急遽、伊石真由さんが代役を務めることになった。

夜の初日公演は、満員となった会場で、出演者が舞台狭しと熱演した。

客席の多くは、セーラームーンを見て育ったと思われる若い女性たちが占めた。

初日独特の緊張した雰囲気ながら、お客さんの反応もよく、特にタキシード仮面役の大和悠河さんが登場する場面では、会場がどよめき歓声が上がっていた。

ストーリーは、以前のセーラームーンミュージカルの1作目と同じく、原作のクインベリルが率いるダーク・キングダムとの戦いを描いているが、キャラクターに的を絞って全体がシンプルになる一方で、セーラー戦士の生い立ちにあたる前世の場面が増して、初めてセーラームーンを観るお客さんにも判りやすい内容になっている。

演出は軽快でテンポが良く、アクションや随所に散りばめたギャグで、何度となく見ても飽きさせることがないだろう。

大成功のうちに舞台の幕が降りて、客席が明るくなり、終演を知らせるアナウンスが流れても、客席は席を立つものがなかった。

鳴り止まないアンコールの拍手に、再び幕が開いて登場したキャストは再び深く頭を下げて満員のお客さんに感謝した。

チケットは一部完売となった公演もあるが、まだまだ良席が残っているとのことなので、是非とも劇場に足を運んでもらいたい。

ミュージカル『美少女戦士セーラームーン-La Reconquista-』

9月13日(金)～23日(月・祝)※9月17日は休演日
会場:AiiA Theater Tokyo
チケット料金:6800円(前売・当日共/全席指定・税込)

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン -La Reconquista-」
http://www.nelke.co.jp/stage/sailormoon/