エビ中、代々木第一体育館で恒例『クリスマス大学芸会』開催  春のワンマンツアー発表も

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私立恵比寿中学『クリスマス大学芸会』より
私立恵比寿中学『クリスマス大学芸会』より

アイドルグループ・私立恵比寿中学(略称:エビ中)が年末恒例のワンマンコンサート『クリスマス大学芸会』を22日と23日の2日間、国立代々木競技場第一体育館にて開催した。2012年の中野サンプラザから始まった『年忘れ大学芸会』。5回目を数える今年は『クリスマス大学芸会』と名称を改め、「エビ中のオーシャンズガイド」と題し、さまざまな海洋生物が生息する“深海”がステージモチーフとして起用された。

オープニング映像には、クリスマスに豪華客船(『E.B.C.ブリリアント号』)でクルージングを楽しむ乗客たちが映し出され、添乗員に扮したエビ中メンバーが一人一人紹介されていく。そんな中、突如船内の明かりが点滅、華やかなパーティームードは一転、不安と動揺へと変わり、操縦室にいる船長は信じがたい状況に言葉を失う。海面から飛び出した巨大な海洋生物に丸ごとのみこまれてしまった客船は深海へと沈んでいく…。

ステージ上の緞帳が下ろされると、そこはすでに海の底。彼女たちをのみこんだと思われる巨大なアンコウの口の中にいたメンバーは、約2年ぶりの披露となる『Thanks! Merry Christmas K』で公演をスタートさせた。4曲目の『参枚目のタフガキ』までをノンストップでパフォーマンスし終えると、「みなさまをご案内するわたしたちガイドの紹介をさせていただきます」(安本彩花)と、映像で見られた添乗員姿のエビ中メンバーが各々自己紹介。

大学芸会ならではの珍しいトラックを挟みながら、リリースしたばかりのベスト盤より『仮契約のシンデレラ』『手をつなごう』などの代表曲で息つく間もなくステージが進行していく。そして転換VTRをはさんで、大学芸会恒例のユニットコーナーへ。

今年は、楽曲を手掛ける3名のプロデューサー(さつき が てんこもり、尾形回帰、角田晃広(東京03))が、それぞれ事前にドラフトで選出したメンバーで、海の生物をテーマに取り組んた楽曲を披露するという初の試みにチャレンジ。紹介VTRによる各プロデューサーの曲ふりで、各ユニットがそれぞれテーマ(クマノミ、イソギンチャク、カニ)に則った個性豊かな衣装で登場、学芸会の名に相応しい演出で観客をわかせた。

衣装も新たにコンサートは中盤に突入。最新シングル『まっすぐ』のカップリング曲、『CHAN-CHARA-CHAN』『イイトモ』の初披露をはさんで、『まっすぐ』ではステージ上での早着替えに挑戦。暗転したステージの薄暗闇の中、淡く光を放つクラゲの如くスカート部分が発光し幻想的な世界を創出。さらに上空からは雪が舞いおり、クリスマスにぴったりの荘厳なパフォーマンスとなった。

コンサート終盤の口火を切ったのはベスト盤収録の唯一の新曲『サドンデス』。岡崎体育が作詞・作曲のみならず、MV初監督をつとめたことで話題のこの楽曲は、メンバーが次々にダンスバトルで脱落していくという内容。台詞パートを変幻自在に組み合わせられるという“8段変則型LIVEソング”(岡崎体育)との触れ込み通り、CDとは異なる演出を見せた。

そしてここからは、エンディングまでノンストップで代表的なライブチューンを連発。『MISSION SURVIVOR』『ちちんぷい』『春休みモラトリアム中学』では火柱やキャノン砲などの特効を交えクライマックスを演出。オーディエンスのコールも会場に鳴り響き、会場の熱気は最高潮に達した。興奮冷めやらぬ中「エビ中のオーシャンズガイドはこのへんで終了となります。皆様お気をつけて自力で地上にお上がりくださいませ」(星名美怜)の挨拶で幕を閉じた。

アンコール3曲を含め、両日ともに約3時間弱で全27曲を披露し、最後まで体力・気力漲るパフォーマンスで17000人の観客を楽しませた。なお、初日には来年2月25日(土)にパシフィコ横浜で行われるFCイベントを、そして2日目には2017年の4月~7月に実施する春のワンマンツアー発表。年明け早々の1月3日(火)にはNegiccoとのツーマンライブ、そして2月18日(土)には初の海外ワンマンとなる台湾公演が決定している。

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