桜庭ななみ、L.Joeとの息もピッタリ 主演映画『絶壁の上のトランペット』公開

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『絶壁の上のトランペット』初日舞台挨拶より。
『絶壁の上のトランペット』初日舞台挨拶より。

女優・桜庭ななみさん主演の日韓合作映画『絶壁の上のトランペット』が17日に公開初日を迎えた。当日は初日舞台挨拶が東京・シネマート新宿にて行われ、桜庭さんはじめ、韓国の人気音楽グループ「TEENTOP」のメンバーで、本作がスクリーンデビューとなる L.Joe(エルジョー)さんらキャストと、Han Sang-Hee(ハン・サンヒ)監督が登壇。石垣島で行われた撮影を振り返りエピソードを披露した。

日韓合作映画『初雪の恋 ヴァージン・スノー』(2007年)や『愛の言葉』(2014年)、『忘れ雪』(2015年)の監督、Han Sang-Heeが手掛ける美しくもせつないファンタジー恋愛物語の本作。

桜庭さんが演じたのは、東京で写真を学ぶ女子大生・アオイ。アオイは心臓移植という大きな手術を受け、療養のため叔父の住む沖縄の小さな島を訪れた。ちょうど夏の祭りが始まる頃。ポラロイドカメラを手に海岸を散策するアオイの耳に、微かなトランペットの音色が届く。引き寄せられるように向かった先には、繊細に動く長くて白い指先とその隙間から輝く金色の夕陽。指の動きに合わせて生まれる音が、絶壁の向こうの海へと広がっていた…。

はかなげな女性・アオイと自身を比べて、桜庭さんは「私自身性格が明るいので、監督から『もうちょっと優しい部分を出して』と注文されて、そこは少し違うんですけど、なかなか人に思いを伝えられないところだったりだとか、そういう部分は似ていますね」と語った。

特に好きなシーンとして、L.Joeさんは「ななみさんと一緒に自転車に乗るシーンはお気に入り」という。「僕たち二人がとてもきれいにスクリーンに映っているのでうれしいです」との理由からだ。

一方、桜庭さんはそのシーンについて「景色もきれいで、空気もきれいで、運転が上手だったので乗り心地が良かったです」とその運転を褒める。それを受けて「ななみさんが軽かったのでよかったです!」とL.Joeさんがいうやいなや、桜庭さんがL.Joeさんを殴るしぐさを見せるなど息がピッタリなところを見せた。

最後に桜庭さんは「温かいキャスト、スタッフの中で撮影することができたので、このような作ができたんじゃないかなと思います」と振り返った。なお舞台挨拶には、コウイチ役の久保田悠来さん、アオイの伯父・イチロウ役の辰巳琢郎さんも登壇した。

映画『絶壁の上のトランペット』は現在シネマート新宿で公開中。