【GirlsNewsインタビュー連載】 レギュラー公演出演者が語る 「AKIBAカルチャーズ劇場」 Vol.1 天野なつ(LinQ)

AKIBAカルチャーズ劇場 特集記事

秋葉原に構えるエリア最大級の常設劇場、AKIBAカルチャーズ劇場。平日のレギュラー公演では注目のアイドル・グループやユニットが多数出演している。GirlsNewsではレギュラー公演出演者によるインタビュ―連載を今回からスタート! 記念すべき第一回目は、4月29日に6thシングル「ハレハレ☆パレード」をリリースするLinQの天野なつさんです。なお、この記事の別バージョンは、4月15日発売のスタイルブック「POKER FACE Vol.2」にも掲載されるので、そちらも併せてチェック!

Photographs by Yoko Yamashita
Styling by Michiko Umeda

ミリタリージャケット 7980円(フラワー 原宿店 ☎03-5414-3626)
カットソー 2900円、スカート 2490円、キャップ 2490円、ソックス 350円、パンプス 2900円(以上すべてスピンズ 0120-011-984)

プロデューサー制になって
LinQの個性の幅が広がった

――まず、AKIBAカルチャーズ劇場という会場については、どういうふうに感じていますか?

天野:第一印象は“自分たちのホームと似ている!”でした。私たちは地元の福岡で毎週レギュラー公演をやっているんですけど、AKIBAカルチャーズ劇場と同じく着席スタイルなんですよ。だから、自分たちのホームに雰囲気が似ていて、安心感を持ってパフォーマンスができる劇場だなと感じました。着席だと、お客さんとの距離も近いですし、顔や表情もよく見えるんです。オールスタンディングのライブとはまた違った楽しみがあって、客席の後ろの方からも見えやすいし、そのぶん私たちを身近に感じられると思います。

――この劇場がオープンした頃から出てるんですよね。

天野:レギュラーで出させていただいたのは、2年前の10月からですね。東京の常設会場でこれだけ長く出させていただいているのは、AKIBAカルチャーズ劇場だけです。最初の1年は“5人で何ができるか?”っていうコンセプトで、毎回メンバー5人選抜で立たせていただいて、その5人で話し合って演出やセットリストを決めていたんです。今は誰か一人がプロデューサーとなって、毎回公演をつくっていくスタイルなんですけど、本当に長く続いていると思います。グループの中では、私がいちばん多く出させていただいているんですよ。プロデューサーをやったことはないんですけど、それだけたくさん声をかけてもらっているので。

――LinQのステージには欠かせない存在。

天野:私はLinQのリーダーでもあるので、どちらかというとほかの子がやりたいことをサポートしていく立場なんです。福岡の公演でも“公演リーダー”というのがあって、それもAKIBAカルチャーズ劇場でのプロデュース形式と似てますね。私は各メンバーがプロデュースしている公演に出ているので、それぞれの個性を間近で見られて面白いです。28人もメンバーがいるので、みんなバラバラなんですよ。

――リーダーという立場から見ていて、各プロデューサーのこれまでに知らなかった一面がわかったりすることもあるのでは?

天野:福岡の公演でもなんですけど、プロデューサーになったメンバーのやる気がめちゃくちゃ感じられるんです。自分がプロデューサーになると責任が出てきますし、だからこそ一生懸命やっているんだなって。

昔に比べると、考える力、
プロデュース力がついた

――これまでのAKIBAカルチャーズ劇場の公演で、天野さんが印象に残っているステージは?

天野:2回目の公演ですかね。1回目に私は出てないんですけど、1回目の反省を踏まえて臨んだステージだったこともあって、プレッシャーが結構あったんですよ。でも、すごく評判が良くて。頑張った甲斐がありました。あと、今日出させてもらう公演(伊藤麻希プロデュースによる公演)もユニークなんです。プロデューサー自身が個性的っていうのもあるんですけど、公演前から凝っていて、動画でドラマをつくってネット上で公開したり、ファンの方をいろんな方法で楽しませようって力を入れていたので。

――何かハプニングみたいなことはありましたか?

天野:急にステージに立つことになったときは少しドキドキしましたね。もともと出る予定の子が体調不良で福岡に帰らなくちゃいけなくなって、そのとき東京にいた私が急きょ呼び出されたんです。一日で立ち位置を覚えたんですけど、たぶんあのステージが自分の中でいちばんテンパった公演だったと思います(笑)。その日は“PV再現”っていうコンセプトで、いろんな小道具を使用した変わったパフォーマンスだったんですよ。その中でQtyの曲をセンターで歌ったりしなくちゃいけなくて、すっごい頑張って可愛くパフォーマンスした記憶があります(笑)。

――たくさんライブを経験すればするほど、パフォーマンスのスキルって磨かれていくと思うんですが、天野さんの“ライブ力”も今や相当パワーアップしているのでは?

天野:昔のライブの動画は見たくなくなりますね(笑)。同じ曲でも踊り方や歌い方が今とはぜんぜん違って、当時は技術的なところを意識するというよりは、ただ純粋に歌とダンスが大好きだったので、それをそのままストレートにやっていたという感じでした。やらされているわけじゃないけど、与えられたものを完璧にこなすというか。今は与えられた以上のもの……自分たちで何かを考えるのが好きなんです。セットリストから演出まで、自分たちでつくることが本当に好きなので、これまでよりも主体的だし、演者でありプロデューサーでありっていう気持ちに変わってきました。だから、自分たちで公演をプロデュースするとなったら、それだけ熱も入るし、失敗したら当然落ち込むけど、そのときに何がダメだったのか明確にわかる。ライブ力もそうなんですけど、自分たちで考える力、プロデュース力が上がったんじゃないかなと思います。

――AKIBAカルチャーズ劇場ではLinQ以外にもレギュラー出演しているグループが何組かいますけど、ほかの日の公演にお客さんとして行ったことはありますか?

天野:映像で見たことはあるんですけど、現場ではまだないんですよね。一回見に行こうとしたんですけど、結局お仕事が入って行けなくて。でも、機会があれば行ってみたいです。自分たち以外のグループさんがどういうふうにAKIBAカルチャーズ劇場を盛り上げているのか、実際に見たらすごく勉強になると思います。

――4月からのレギュラー公演にも引き続き出演するわけですが、改めて意気込みをお願いします!

天野:プロデューサー制になって、LinQの個性の幅が広がったなと感じるんですよ。私自身もここまでメンバーの色がハッキリ出る公演ができるとは思ってなかったので。ちょっと危険なことをするメンバーもいたり、いつもよりおしゃれにしたり、可愛くしたりとか、みんな自分たちのアイデアを持ってきている。だから、ファンの皆さんにはどの公演も見逃さないでほしいと思います。私たちもファンの方が毎回行きたいと思ってもらえるように、また初めて来た人に“このアイドル、何かちょっと違うな”って思ってもらえるように頑張るので。私たちのプロデュース力をこれからガンガン出して、いろんな公演を見せつけていきたいです!

(終わり)

取材・文:POKER FACE

天野なつ(LinQ)
福岡県出身。LinQの1期生で、2代目リーダー。2011年、LinQ結成。福岡市を拠点に公演やイベント活動を続けながら、2013年4月にメジャー・デビュー。拠点である福岡市天神・ベスト電器福岡本店11Fベストホールにて、毎週末の公演を行う。4月29日には、ナオト・インティライミがプロデュースを手がけたメジャー6thシングル「ハレハレ☆パレード」をリリース。4月18日(土)には4周年記念ライブ「LinQ 4th Anniversary~Welcome to the LinQworld~」がZEPP FUKUOKAで開催される。http://loveinq.com/

AKIBAカルチャーズ劇場
スカパー!プレミアムサービス等で放送中の「アイドル専門チャンネル Pigoo」を運営する株式会社つくばテレビが、2013年10月1日に秋葉原にオープンしたエリア最大級の常設劇場。LinQ、アップアップガールズ(仮)、GEM、夢みるアドレセンス、prediaをはじめとするアイドルシーンの注目ユニットや、アイドルネッサンス、drop、ハコイリ♡ムスメ、虹のコンキスタドールといった新人ユニット等が定期的に公演を行っている。2015年4月~6月の平日レギュラー公演のスケジュールはこちらをチェック! http://akibalive.jp/landing_201504/

(劇場問い合わせ)
AKIBAカルチャーズ劇場
東京都千代田区外神田1-7-6AKIBA カルチャーズZONE地下1F
http://akibalive.jp/
(問)info@akibalive.jp

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