新鋭ファンタジー漫画『クジラの子らは砂上に歌う』の舞台化にスパガ・前島亜美が挑む

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舞台「クジラの子らは砂上に歌う」
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  • 舞台「クジラの子らは砂上に歌う」ゲネプロより
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人気コミックを原作とした舞台『クジラの子らは砂上に歌う』が14日、渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyoで公演初日を迎え、主演の赤澤燈、前島亜美(SUPER☆GiRLS)、山口大地、崎山つばさ、碕理人、佐伯大地、宮崎理奈(SUPER☆GiRLS)、大野未来、五十嵐麻朝が開幕に先立って行なわれた公開ゲネプロで報道陣に舞台あいさつを行った。

本作は、次世代ファンタジーとして注目を集めている梅田阿比氏の同名タイトルの舞台化。「月刊ミステリーボニータ」(秋田書店)で連載中の原作は現在7巻まで刊行され、「このマンガがすごい!」2015年オンナ編において10位にランクインし、「第1回 次にくるマンガ大賞」にもノミネートされている。

砂漠に浮かぶ巨大な漂泊船「泥クジラ」を舞台に、心優しい少年・チャクロ(演:赤澤燈)と、感情を持たなかった少女戦士・リコス(演:前島亜美)の出会いから始まる壮大なストーリーで、これまでアニメやドラマ化はされておらず、初めてのメディアミックスとなる。

SUPER☆GiRLSのメンバーで、女優として『デスノート The Musical』などにも出演する前島亜美さんは、稽古の初日に聞かされたという演出・脚本の松崎史也さんの言葉を借りて「この作品は過去の死への肯定と、未来の死への否定、死んでしまった人の記憶や想いを背負って強く生きていく、泥クジラの人たちの物語です」と紹介した。

さらに「原作を読んで稽古を重ねながらこの”クジ砂”が心から大好きになった。好きだからこそ、もっとたくさんのみなさんに伝えたくて、毎日の稽古を頑張ってきた。見てくれた方に伝わる言葉だったり、響く言葉が必ずあると思う。ぜひ”クジ砂”がみんなから愛される作品になるように頑張りたい」と意気込んでいた。

主演の赤澤燈さんは、「キャストもスタッフも愛のある素敵な人が集まったカンパニーで一つの作品を作リ上げてきました。一人でも多くの方に観ていただいて、原作の知名度ももっと広めていけたら」とアピールした。

アニメ化もされておらず少女漫画が原作ということで、男性の視界に入りづらい作品かも知れないが、原作マンガのタッチは少年誌の絵柄にも近くバトルシーンもふんだんで、むしろ、男性のほうがトリコになりそうな物語だ。

キャスト陣は男性が多く、迫力あるアクションシーンが見どころとなっているが、前島亜美さんと同じくSUPER☆GiRLSの宮崎理奈さんや、ドラマ『薄桜鬼SSL~sweet school life~』や、映画『牙狼外伝 桃幻の笛』、『絶対領域』などに出演の大野未来さん、舞台出演のほか『ナースウィッチ小麦ちゃんR』(如月ツカサ役)などで声優としても活躍中の小市眞琴さんなど魅力と実力を兼ね備えた女優陣からも目が離せないだろう。

舞台『クジラの子らは砂上に歌う』は4月14日(木)から4月19日(火)までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。

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